米フロリダ州が仮想通貨に優しい都市作りを推進!?インフラ投資の予算案発表!
フロリダ州のデザンティス知事はビットコインをはじめとする仮想通貨で同州内の手数料を支払えるように整備する案を提示し話題になっている。
今月9日に発表した2022年予算案の一部として初めてこのアイディアは発表されており、予算案概要によると、フロリダ州に存在する企業が州に直接、仮想通貨で法人税などの手数料を支払うことができるように整備するという。
また、そのために金融サービス局に20万ドル(約2,300万)を配布するとしている。
デザンティス知事は今後の同州の政策に仮想通貨を導入する自身のアイディアについて地元メディアCBSマイアミに向けて以下のように発言。
フロリダ州の企業が、州の各種料金を仮想通貨で支払えるようにするプログラムを用意するつもりだ。
ご存じのように、南フロリダでは、仮想通貨が非常に大きな注目を集めている。そして多くの人々を南フロリダに引き寄せている。州政府としての見解は、これは歓迎すべきだということだ。州政府も仮想通貨に前向きな姿勢を示していくようにしたい。
他にも、ブロックチェーンの技術を使って以下のようなインフラシステムを構築検討している。
- 高速道路安全・自動車局内のブロックチェーン試験プログラムを支援するために25万ドル(約2,800万円)配布
(自動車所有権を管理、証明するシステム) - 保健医療管理局が、ブロックチェーン技術を用いた公的医療保険の認証や不正検知を行う試験プロジェクトを実施するためにも25万ドルを配分
また、マイアミ市に在住する市民が、「※マイアミコインプロジェクト」によって得たマイニング収益の30%を市に還元することで、市の職員がビットコインを給与で受け取り可能にするスキームも検討してる。(70%はマイアミコインをステーキングしているユーザーに還元)
このようにフロリダ州では様々なプロジェクトを同時に走らせており、「仮想通貨都市」としての準備を着々と進めている。今年9月半ばには市に還元されたSTXが日本円で約8億円も発生しており、税収以外の新たな収益源として自立した地域経済の在り方を模索している。
※CityCoinsという草の根プロジェクトの総称。マイナーは仮想通貨STX(スタックス)を特定のアドレスに送金し、マイアミコインをステーキングしているユーザーと、自治体にSTXが還元される仕組み