ビットコイン6万ドル前後に下落も、大口投資家は207BTC保有増!!
ビットコイン保有量世界第三位のウォレットである大口クジラは今回のBTC大幅下落においても依然と買い増しを行なっているようだ。ビットコインの送金量を調べた結果、約19万3433BTCの残高を保有するアドレスが1BTC=62053ドルで約15億円のBTCを買い増したことが分かる。
BTCは15日に価格が急騰してから暫く乱高下を繰り返し17日に再度上昇し、現在(17日22:00時点)は6万ドルのラインで価格が安定している。
クジラがデリバティブ取引所にビットコインを移動させているときは、長期的な視点でビットコインが上がる傾向にあり、大口がロングポジションで構築している可能性も示唆されている。
ブロックチェーンデータ分析企業であるCryptoQuant社のKi Young Ju氏は今回の一時的な上昇はクジラの買いが先導したのではないかとも分析している。
ちなみに2017年にも似たような動きが起こっており、大口クジラの取引量が2017年の仮想通貨バブル以来となったことで4年振りの価格上昇も見込まれている。
しかし、下記のツイートで分析されているように、クジラによるトランザクションの大部分はウォレット間の送金であり、取引所を介した取引ではないことが判明。よって前回ほどの価格インパクトが発生しないのではないかと予測されているようだ。
このような価格上昇の背景にあるのはクジラの動きだけでなく、現在米国内で申請が行われているビットコイン先物ETFに関してブルームバーグが承認を示唆するような記事を書いたことによる影響もあると考えられており、SECはこれらの楽観的な材料に対して警鐘を鳴らしている。
また、14日にはビットコインの大型アップデートも完了されており、以下の点で機能がアップデートされたことにより、ビットコインに対してこれまで以上に将来性を感じた投資家が買い増しを行なった可能性もあるだろう。
- プライバシー機能の改善
- スケーラビリティの向上
- ライトニングネットワーク強化