LINEのネイティブトークン「LINK」、暗号通貨決済の運用を来月から開始!

日本のメッセンジャーアプリを運営するLINE株式会社はデジタルウォレットの開発や、同社のブロックチェーン事業を展開するLVC株式会社が発行する、同社アプリのネイティブトークンであるLINK(LN)を活用した、オンライン決済の試験運用を開始すると発表した。

■LINKの概要

(1) 名称:LINK(リンク)

(2) 通貨コード:LN

(3) 発行元:LINE TECH PLUS PTE. LTD.

(4) URL:https://link.network/ja/

LINKを活用した主な取り組みの内容は下記の通り。

  • 最大還元率は10%(上限額5,000円 / 月)
  • LINEPayのオンライン決済加盟店にてLINKトークンの支払いを受け付ける
  • 支払い受付時期の期間は2022年3月16日〜12月26日まで
  • 手数料ゼロ(通常はLINK をLinePay残高、銀行口座に出金する際には手数料が発生)

LINE Payの決済プラットフォームを通して、LINKの支払いが可能になれば、これまで暗号通貨への投資や活用に二の足を踏んでいた、一般層に広くリーチする良い機会になる。


また、LINKの利用者を広げていくことで、LINE経済圏を拡張していくという狙いもあるだろう。(LINEの公式発表によると彼等の月間アクティブユーザー数は約8,400万人)

今後はBITMAX(LVCが運営する仮想通貨取引所)で購入したビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨の決済にも対応していく予定であり、段階的にクリプトユーザーの取り込みも狙っている。

LINE Payをはじめとする、フィンテック領域は現在LINEが最も力を入れている分野であり、
同社のコンテンツ配信事業とも相性が良い。

近年には横浜DeNAベイスターズがLINEのブロックチェーン技術を活用して、過去の名シーンを集めたムービーをNFTとして発行している。(NFTの管理はBITMAXウォレットで保管できる)

国内においては盤石なSNSアプリとしての地位を確立しているLINEだけに、ユーザビリティの観点では申し分ないといえる。ブロックチェーンや暗号通貨を認知しているユーザー層は限られているため、同社のような巨大プラットフォーマーが参入してくれば、クリプト業界の活性化にも繋がることだろう。

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