EV利用で仮想通貨マイニング可能!?三輪電気自動車「Spiritus」とは
車を保有する所有者が停車中にビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をマイニングできる夢のような車が登場した。
カナダの小型電気自動車メーカー、デイマック(Daymak)が開発する同社の新型三輪電気自動車、アヴニール・スピリタス(Avvenire Spiritus)である。
同製品のスペックは下記の通り。
- 60kWh(キロワットアワー)の大容量バッテリーを搭載
- 最大航続距離は400km
- 1.8秒で時速0マイルから60マイル(約97km)まで加速する
- オプションで自動運転機能追加可能
- ビットコイン、イーサリアム、ドージコインなどの仮想通貨をマイニング可能
- 仮想通貨建ての支払いに対応(ビットコイン、イーサリアム、ドージコイン、カルダノ)
Spiritusには、Daymak Nebula Miner 、 Nebula Walletと呼ばれる特許出願中の仮想通貨システムが搭載されている。このような機能を備えた車はこれまでになく、歴史上初めてのものとなる。
- Nebula Miner –駐車中にマイニングを行うシステム。車両がワイヤレス充電パッドの上に駐車されているとき、または駐車してソーラーパネルで発電した電気で充電されているとき、または充電器からプラグインされているときはいつでもマイニングを行う。
- Nebula Wallet –マイニングで得た利益を、保管したり取引を行ったりするシステム。スマホウォレットとの相互通信により管理も可能
昨年10月に公表された同車ですが、先日走行テストの様子をDaymak AvvenireのR&D担当副社長のマイク・チョウ氏がYouTubeに初めて公開しました。
Spiritusの発売日は2023年度中を予定しており、価格は250万円前後になる予定だ。
自動車は本来購入した日から減価償却により価値が下がり続けるものであるが、保有者が利用していない時間帯にマイニング収益を上げることができる仕組みは非常に画期的なものになるだろう。