カザフスタンからマイニング業者の撤退の可能性は低い!?最新の国内情勢は?

今月の2日からカザフスタンで起こった抗議デモは現段階(1月8日現在)になっても未だに勢いが収まることがない。
燃料価格の高騰が影響し、これまでの同国の独裁的な政権に対して、国民がこれまで溜めてきた不満が爆発する形になった。

今回の燃料代高騰の一因にもなったビットコインマイニングによる電力消費問題だが、政府は国内のインターネットを遮断することで、マイニングの稼働を制限するなど、多くのマイナーにとって今後同国で事業を継続することは、困難であると予測されていた。しかし実状は少し異なるようである。今回中国仮想通貨メディア「8BTCnews」の報道で明らかになった。

昨年中国からカザフスタンにマイニング拠点を移動させた「BITマイニング」はマイニングマシーンを同国から北米や他の地域に移動する予定は無いと発言しており、そもそもカザフスタンに配置しているマイニングマシーンの性能もあまり高くないという。ハイエンドな高性能のマシーンは北米を中心に配備しており、マイニング事業の中心地はあくまでも北米エリアであることを示した。

また、報道では断絶されたと報じられている国内のネットワーク回線ですが、中国の仮想通貨事業を伝えているコリンウー氏はTwitterで下記のように発言している。

一部のカザフスタンの鉱山労働者は、インターネットが1月7日に一時的に復旧したと語った。また、中国の4Gネットワークも断続的に有効です。業界では、来週の月曜日に通常体制に戻る可能性があると予想しています。

https://twitter.com/WuBlockchain/status/1479350522276577283?s=20

一時は急激に落ちたビットコインのハッシュレートだが、来週にかけて少しづつ回復していくだろう。

同国は近年、中国が全面的な仮想通貨マイニングや取り扱いを禁止したことで、米国に次ぐ世界第二位のBTCマイニング国として注目されていた。

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