
松屋銀座で仮想通貨決済を導入!?若者需要を取り込む狙い!
東京銀座で創業してから150年以上が経つ老舗百貨店松屋銀座店の支払い手段に仮想通貨「JPYC」を採用すると今月6日に発表があった。
大手百貨店で仮想通貨の支払い受付を開始することは非常に珍しく、これまであまり接点がなかった20〜30代の若者世代の顧客取り込みを狙っている。
今回採用されたトークンは「JPYC」という、日本円と連動するステーブルコインで、同トークンを発行する会社JPYCが管理している。商品購入スキームに関しては、ユーザーが購入する商品の代金分のJPYCを発行会社に送金、その後、同社が購入を代行するというもの。
第三者が介在することで、取引の信頼性を担保している。
またビットコインやアルトコインは大幅なボラティリティが取引時にはボトルネックとなるため、実用的に使うことは難しく使いづらいが、日本円と連動するステーブルコインは価格が安定しており、実用性はかなり高く、使いやすいのが特徴だ。
他、JPYCの特徴は以下の通り。
- ERC20規格のステーブルコイン
- インセンティブ提供プログラムを実施
- 二次流通などでも使用可能
- Vプリカギフト(VISAネットワーク)と提携
基本的に運営元から購入する際は1JPYC=1円で価格は均衡を保っているが、二次流通市場においては価格が変動することになり、異なるマーケットで二種類の価格帯が存在することになる。
また、今回JPYCによる決済手段が用いられた理由としてはJPYCが一般的な電子マネーと同じ「前払式支払い手段」に該当するためでもあり、JPYCは未使用残高の100%(法定の200%)+1000万円の2691万9135円を東京法務局に供託した上で、関東財務局へ自家型前払式支払手段発行体の届出も完了している。
最近では徳島県海洋町のようにJPYCでふるさと納税できる自治体も出てきており、活用用途は広がりを見せている。また、今後は官公庁との連携も予定されているようで、紙ベースの法定通貨に代わる新たなデジタル決済インフラとして普及することを期待したい。