経産省がファッション領域でNFTマーケットを構築!?2022年2月頃開始予定!
デジタル空間で販売される商品がオリジナルのものだと認められる技術「NFT」を用いた実証実験を経済産業省が国をあげて初めて取り組む姿勢を見せているとNHKが報道した。
実証実験の開始時期は2022年の2月頃を予定しているという。
提携先はアート✖️ブロックチェーン領域の事業を展開している「スタートバーン」社。
デザイナーが製作した一点物の洋服を3Dに起こして、アバターが着用するようにデータ化して販売するという。
展示会で洋服とNFTをセットで販売し、デザイナーへの収益の還元率を向上させることが狙いだ。
これまで、ファッションブランドのデザイナーは自身がデザインした洋服の現物売買によってしか利益を得ることができなかったため、販路が限定的に絞れられることが問題とされてきた。
また、仮に二次流通したしたとしても流通に応じた収益を得ることは仕組み上難しく、大きな課題になっている。
これらの課題に対してNFTを活用することで、デザイナーの販路拡大や、二次流通時のインセンティブの創出など、多くのデザイナーにとってメリットの高いプラットフォームを作ることができるという。
今回実証されるNFTの実証・発行プロセスは以下の通り。
(1)ファッションアイテムの実物に(スタートバーンが構築するブロックチェーンインフラStartrailで)NFTを発行したもの
https://www.neweconomy.jp/posts/178003
(2)そのファッションアイテム実物の3DCGデータに(スタートバーンが構築するブロックチェーンインフラStartrailで)NFTを発行をしたもの
(3)そのファッションアイテム実物を自分自身の3D写真に合成した画像データに(同上のStartrailで)NFTを発行をしたもの
最終的には二次流通事業者と連携した、NFTを活用したセカンドマーケットの構築を目指しており、海外で進んでいるNFTマーケットの展開に遅れを取らまいと環境整備を早急に整えていくようである。
「海外ではNFTを活用したデジタルファッションの販売が始まっていて経済産業省としてはこの分野で日本が出遅れないよう後押しするとともに国としてできる環境整備を急ぐ考え」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211227/k10013405271000.html