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米FOMC注視、来週の外為市場ではドル売りの可能性も、仮想通貨と金融市場の動向

来週の外為市場では、25日から26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に投資家の関心が集まっている。米国のインフルが激しく、ドル/円は上値の重い展開が予想され、年初に116円台を付けた後、調整ムードが続いているが、FOMCでのサプライズがなければ、ドル円に一段と下押し圧力がかかる可能性がある。

FOMC(エフオーエムシー)

FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合で、日本でいう「日銀金融政策決定会合」のことです。
FOMCは年8回開催され、現在の景況判断と政策金利の上げ下げなどの方針が発表されます。市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

金融市場の動向

米国株をはじめとした金融市場は、来週のFOMCの動きに注目が集まり、足元では大きな下落が生じる状態が続いている。

ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「バリュエーションがどこで安定するか分からないが、経済環境と金融政策の状況が20年と21年ほどポジティブではないことは分かっている」と指摘。決算発表シーズンに入りビジネスの状況が明確になるとはいえ当面は、大型株は高いバリュエーションでの取引が続くことになるとし、「これが慎重になる理由だ」と述べた。

source:bloomberg

仮想通貨市場においても同様に、BTC(ビットコイン)は200日移動平均線を下回るとさらにもう一段下落する可能性がある。FOMCで材料が出尽くしてから反発しやすい傾向になると予想される。

ビットコインの買い増し

下げ相場が続く中で、世界最大のビットコイン保有量を誇る大企業である「マイクロストラテジー」がBTCを買い増し、国家では「エルサルバドル」が買い増しを進めるなど、世界的な大口や国家は買い増しを続けている状況があり、買い売りの攻防が続いている。

長期指標での底値指標

過去10年間の全て大幅下落(底値)を加味したところでは、ゴム風船のように膨らんでは縮むを繰り返し、徐々にビットコインの価値が高まっている傾向が続く。

来週のFOMCの動きに注目しつつ、大幅な下落に警戒して、底値を確認しながら買い増しを進めていきたい。

免責事項:この記事は情報提供のみを目的としています。
法律、税務、投資、財務、またはその他のアドバイスとして提供を目的としたものではありません。
ライター個人の意見であり、投資の損失を含めて、保証するものではありません。

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