メルカリ-NFT事業参入、マーケットプレイスを開発か?

フリマアプリのメルカリが、デジタルコンテンツとして動画を購入できるサービスを開始すると発表した。今回メルカリが参入するのはブロックチェーンを用いたNFTの販売であり、複製が容易なデジタルデータへの価値を保証するため、NFTを証明書とし付与すること、データのオリジナル性を見出し価値を保つ。

プロ野球のパ・リーグと協力

メルカリは、パ・リーグと協力し、プロ野球選手の名場面の試合映像などをデジタルコンテンツとして販売する。NFT購入者は好きなプロ野球選手の映像をコレクションとして保有することができる。

6球団18人の選手の名場面

メルカリは、6球団18人の現役選手の名場面映像をNFT化し、デジタルデータとして限定販売する。
販売価格は2000円から2万5000円、支払い方法など具体的に示されていない。

過去のスター選手のデジタルコンテンツの販売も検討するとしており、ファン層の加熱具合が伺える内容になりそうだ。NFTを使うとデジタルデータのコピーができないため、芸術などの分野で活用が広がっています。

NFT専用プラットフォーム

今回の一次販売はNFTではない形で提供し、来年を目処にNFT化した映像をデジタルコンテンツとして販売する専用のプラットフォームの提供も検討しており、NFT化と合わせ二次流通を可能とするためNFTマーケットプレイスへ参入する可能性がある。

ゲームコンテンツやアニメなどのコンテンツも展開していきたいとしており、フリマアプリから個人出店と事業範囲を広げてきている最中で、NFTを用いたデジタルコンテンツ市場に一気に急接近した印象だ。

出典:メルコイン(mercoin.jp)

メルコインとして既にブロックチェーン事業に着手しており、メルカリの売上をビットコインで受け取れるサービスなどが開発されています。

ブロックチェーンの開発を始めるとなると、米国ではpaypalなどで一般化してきた、アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産|仮想通貨)による決済の導入や、将来的には自家型前払支配手段にて独自の仮想通貨の提供などの動きも期待されるのではないだろうか。これらは裏付けがあるわけではなく、あくまでも筆者の個人的な見解である。

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