エルサルバドルブケレ大統領が今年のビットコイン価格を予想!ビットコインシティの建設予定も
今月2日にエルサルバドル大統領のナジル・ブケレ大統領が、2022年度のビットコインの相場について強気の予想を行ったことが話題になっている。
ブケレ大統領のTwitter上の発言は以下の通りだ。
- BTC価格は10万ドル(約1150万)に達するだろう
- 法定通貨として採用する国がさらに2カ国増加するだろう
- 今年の米国選挙で大きな争点となるだろう
- 2022年度中にビットコインシティの建設を始める
- ボルケーノ債を超える応募が殺到するだろう
エルサルバドルは今年の9月にビットコイン法を施行、法定通貨としてパブリックに解放したことで大変話題になった。また、同国に豊富に存在する火山エネルギー資源を活用した、火山マイニングを行うことによりCO2排出0でマイニング事業に行こうことができる。
このような地理的な優位性を上手く活かした、ビットコインを軸とした国作り政策は非常にユニークかつ、新しい取り組みであるといえるだろう。
ブケレ大統領のカリスマ的な指導力の元、順調に進んでいるかのように思われるビットコインインフラの開発だが、問題も多く存在している。エルサルバドルが公式に認可している国家デジタルウォレット「Chivo」の不調で、50人のエサルバドル人が昨年末に、合計9万6000ドル(約110万)以上のビットコインが消失したトラブルが発生している。
ウォレット発行時のビットコイン付与キャンペーンで国民の約3割(約210万人)の人々にダウンロードされたようだが、今後もこのようなバグが発生するようであれば、多くの国民に使われるまでは少し時間が必要になることだろう。
2022年はエルサルバドルだけでなく、複数の国家でビットコインを法定通貨として採用する動きが期待されるので、平行してこれらの国家の動向に注目していきたい。