NFTやデジタル資産を失わないために、適切に保護する方法とは？
NFTの人気と、市場価値が高まるにつれ、悪意のある者が、あなたの資産を手に入れたいと思い現れます。幸いなことに、デジタル資産はブロックチェーンレベルで非常に安全に保管されています。これはハッキングや攻撃によって資産を失う可能性低いことを示しています。代わりに、NFTの盗難や損失の大部分は、所有者の行動によって引を越される者が多いのが特徴です。詐欺の被害にあったり、適切に保護できていなかったりしたために発生するものです。資産を適切に保護するポイントを理解して資産を守りましょう。
NFTの転売で1億円以上を強奪｜OpenSeaのバグを利用か？
業界最大手のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」のバグにより、市場価値をはるかに下回る価格でNFTを奪い取り、高額転売される事件が発生したのは記憶に新しい。
【画像】バグを悪用して転売された「Mutant Ape Yacht Club」シリーズとは
Ellipticは、この抜け穴を悪用して、市場価値よりはるかに低い価格で少なくとも12のNFTを購入した少なくとも5人の攻撃者を特定しました。これらには、Bored Ape Yacht Club、Mutant Ape Yacht Club、Cool Cats、CyberkongzNFTが含まれます。
脆弱性利用型不正プログラム（エクスプロイト）を利用して転売されたNFT
Follow our coverage, as hackers exploit a bug to steal $1 million in NFTs from users of the OpenSea NFT marketplacehttps://t.co/r1v8btf2bP
— elliptic (@elliptic) January 24, 2022
ハードウェアウォレットで保管する
NFTを「ソフトウェアウォレット」のようなオンラインのプラットフォームに保存している場合は、ハッキングされる可能性があります。代わりに、ハードウェアウォレットを購入することを検討してください。
ハードウェアウォレットは、一般的に暗号通貨やその他のデジタル資産をインターネットの潜在的に危険から隔離するために使用される物理デバイスであり、各トランザクションに手動で署名する必要があり、あなたの資産をリモートで盗むのを防ぐことができます。
全てのハードウェアウォレットがNFTトークンを標準サポートしているわけではありません。
選択したウォレットが保存したいNFTのブロックチェーンをサポートしていることを確認しましょう。
他のNFTマーケットプレイスを使用する
OpenSeaのバグは発生したように、実際に被害が生じている状態を確認できるのであれば、NFTを失わないためにも他のNFTマーケットプレイスを使用することを検討しましょう。
使用するマーケットプレイスが安全でかつ評判が高いことを確認することが大切です。
最も簡単な方法は、パブリック監査を確認することです。スマートコントラクトにバグや脆弱性が含まれておらず、一般の人々が使用するのに安全であることをチェックされています。
次の3つには特に注意をしましょう
これらの3つのルールに従うことで、NFTを失うリスクを最小限にすることができます。
正しいURLであるか毎回確認する
NFTマーケットプレイスを使用する際、またはNFTにアクセスできるWebサイトまたはサービスにログインする場合には、常に正しいURLであることを確認してください。Googleの検索結果に表示される、Adwords広告などに偽サイトが紛れている場合もあります。確実な回避方法として、リンクをブックマークすることをおすすめします。
フィッシング詐欺に気を付ける
いつも使っている評判の良いものは特に注意が必要です。これらの団体、組織とは無関係者が本物になりすまして、取引を持ちかけてくる場合もあります。必ず相手がメンバーであるか確認するようにしましょう。
未承諾の電子メールとDM
Telegram、Discord、Twitter、さらには電子メールでさえ、スパム、詐欺、およびさまざまな種類の詐欺が存在します。これらのいずれかを介して誰かから一方的なメッセージを受信した場合、詐欺である可能性があります。理由に関係なく、秘密鍵やリカバリーフレーズを他人に渡さないでください。また、慣れていないスマートコントラクトは承認しないようにしてください。
常に価値の高い資産は狙われているという認識が必要です。大切な資産を失わないために日頃から心がけましょう。
